結局(ノート)パソコンが一番便利(たまにiPad)

屋外でMacBookを操作する男性

わたしが現在、仕事・プライベート合わせて使っている電子端末は、iPhone、iPad、PC(MacBook Pro)の3つです。いつも手元にあるのはもちろんiPhoneなのですが、使用時間は多分PCの方が上回っています。なぜなら、パソコンが一番便利だからです(ここで指す「パソコン」はデスクトップ・パソコンではなくノート・パソコンです)。

職場には古いモデルと併用して2台、自宅にも帰宅後に使えるよう1台(毎日通勤で運ぶには重いので)。仕事で使っている時間が圧倒的に長いですが、プライベートで使う際も、スマホだけではなかなか完結しない、もしくは、スマホでやるのは面倒なので、帰宅後や休日でも、確実に一度はPC画面を見つめ、キーボードを叩いています。昔はマウスが必須でしたが、今やトラックパッドが高機能化されたことで、マウスも不要です。

文章を書く上でパソコンは本当に便利です。広いキーボードで打ちやすく、任意の場所へのコピー&ペーストが「選択したい場所がうまく選択できない」というストレスに悩まされることなく一瞬で可能。スマホのチャットアプリでも、外出中以外は、できるだけパソコンから投稿します。

データの保存も、パソコンが便利です。デスクトップが広くて、ドラッグ&ドロップだけで「とりあえず保存」することができます。スマホやタブレットだと、画面が狭くて多くのデータファイルを一覧することができず、しかも保存場所を選んで「保存」ボタンを押す、というような、煩わしい行動が要求されます。ハードディスクやSSD、USBメモリにSDカードなど、データを保存するメディアも豊富で、編集も整理も蓄積も自由自在。

複数のアプリ間の移動もパソコンの圧勝。Macなら「コマンド+タブ」で一瞬にして切り替えられ、コピーしたデータを別アプリにペーストするのもとても簡単。これがスマホになると、ジェスチャで切り替えすることはできますが、パソコンのように前後関係で切り替わるのではなく、画面全体が一つのアプリで支配されるので、アプリ間を軽やかに移動するパソコンの感覚とは程遠いです。最近のiPadだと2つもできますが、お世辞にも使いやすいとは言えません。

唯一、パソコンで不満があるのは、「姿勢が限られる」ことです。キーボードがある分、画面が遠くなります。しかも重量があるため、立ちっぱなしで操作したり、横になったり画面の向きを変えて使うのはほぼ無理です。姿勢を変えて使いたいと思わなければ支障はないのですが、文章を読むときに、姿勢や画面との距離が自由に決められないのは結構不便です。なので、長時間文章を読む、例えば電子本を読む際にはiPadを使っています(電子書籍端末は持っていません)。

というわけで、一昔前に「パソコンはなくなる。これからは全てがスマホに集約される」と言われていた時代もありましたが、スマホがどれだけ高機能か・巨大化しても、「便利な電話」以上の存在にはなり得ず、非常に高い完成度を誇るパソコンのユーザーインターフェースには、100年かかっても叶わないんじゃないかなあ、と思いながら、今もこの原稿をMacBook Proで書いているのでした。